PICANTE(ピカンティ)というお店

スープカリィを世に広めるため結成されたカレーアイドル「カリッシュ」ですが、そのカリッシュを私と共同プロデュースする「ピカンティ」というお店はどういうお店なのか、ここでサワグチが少々語ってみたいと思います。

 

もう20年程前になりますか・・私サワグチカズヒコは作曲家として上京する前、札幌でサラリーマンをしておりました。

今でこそ札幌市内に100とも200とも言われるスープカリィ店ですが、その当時札幌のスープカリィの知名度もそれほど高くはなく、お店といえばアジャンタ、スリランカ狂我国、マジックスパイスくらいが割と有名だったのかなという程度。

私も最初は気にも留めなかったスープカリィですが、上記の「アジャンタ」というお店で「らむ」というスープカリィを食べてから見事にハマりまして、札幌市内にひっそり点在するスープカリィ屋を見つけて食べ歩いてはホームページにまとめて紹介するというようなことをやっておりました。

そんなスープカリィ調査の中でひときわ異彩を放っていたのが北24条にあったVOYAGE(ボイジュ)というお店だったのです。そうです、今親しくお付き合いさせていただいておりますPICANTEの前身のお店です。

 

当時はアパートの1Fを改造して作ったような薄暗い店内に、アジアを旅して仕入れてきたような布が張り巡らされており、奥の方では店長の須藤修(すどうおさむさん・・以下・・修さん)さんがコトコトとカレーを仕込んでいる・・・そして店に行ってみないとその日にどんなメニューがあるのかわからないという・・・(笑

しかし初めて食べたその「アーユルヴェーダ薬膳」というスープカリィの魔性といったら!!

一気にその味の虜となってしまったのでした・・・。

 

アーユルヴェーダ薬膳、カリーアンダマン、の2つがメインのメニューだったように記憶していますが、なにせ食べたい時に食べたいものに当たらない、あるかわからない・・・でも当たった時の幸福感といったら!

そして研究熱心な修さんは常に新しい味を研究しておられ、実験中のスープカリィも数多くいただいたし、時にはルーカレーの時や麺料理だったことも・・・もはやスープカリィ屋というより秘密の実験室に出入りするようなワクワク感がありました。

 

お店は北大の至近距離だったこともあり、北大関係者による不思議なコミュニティも形成され、釣りや温泉とよく企画されておりました。私も修さんに随分と影響され東南アジアに単身バックパッカーもどきのような旅をして沢山酷い目に遭いました(笑。その後はタイやミャンマーなど数回ご一緒させていただきました(下の写真参照)

 

やがてお店はPICANTE(ピカンティ)と名前を変え、場所も移動して今より従業員も増え、なにより店の怪しさがぐっと洗練され(笑)、安定した美味しさをいつも提供するお店となりました。私サワグチカズヒコもまた修さんの作るスープカリィの大ファンであり、これを全国に広めなくてはならないという使命感にてここにカリッシュなるアイドルグループが誕生するに至るのであります。

 

ピカンティのスープカリィを食べたいと思った貴方、是非一度行ってみてくださいね。

 

スープカリィの店 PICANTE(ピカンティ)

札幌市北区北13条西3丁目アクロビュー北大前1F 電話011-737-1600

 

お店のホームページはこちら

 

札幌スープカリィの歴史


PICANTE(ピカンティ)のテーマソング

須藤修店長が唄う!PICANTEテーマソングも実は存在するんです。どうぞ。

作詞・作曲:サワグチカズヒコ